オーウェン=ホプキンス(著)伏見唯・藤井由理(監)『世界の名建築解剖図鑑』エクスナレッジ

『世界で一番楽しい 建物できるまで図鑑』の「木造住宅編」「RC造・鉄骨造編」がどちらも大変役立っているので、西洋建築版も欲しくなり本書を購入。町歩きをしていて見かける建物、最低限の知識がないと構造がよく分からないことが多いのだよね。似たような本で世界各国の民家ばかりを集めた内容があったらいいなあ。

佐藤勝彦(監)・マーティン=リース(編)『宇宙大図鑑』ネコ・パブリッシング

天文学の分野では、『シリーズ現代の天文学 第一巻 人類の住む宇宙』が本棚にあるのだけれど、この本は文字がびっしり詰まっている反面、図版が少ない。映像イメージを補うために図鑑が一冊欲しかったのだ。たまたまDKブックシリーズの『地球大図鑑』を持っていたので、同じくDK社の『宇宙大図鑑』をチョイス。ちなみに『海洋大図鑑』なんてものもあって、こちらも欲しいところ。

ピーター=ヒューム(著)・齋藤孝(監)『図鑑 世界の文学者』東京書籍

「国語便覧」の世界文学版のような図鑑。DK社が手がけている本で、さすがの出来栄えである。急いで必要なものでもないけれども、流通が無くなる前に確保しておく。このシリーズは他に『図鑑 世界の哲学者』『図鑑 世界の作曲家』なんてモノも出ているようだ。

小林哲朗(著)・東地和生(監)『ドローン鳥瞰写真集 住宅街・団地・商店街』玄光社

書名の通り、街の俯瞰撮影写真集である。本来はマンガ・アニメの作画資料集としての利用を想定しているようだが、眺めるだけでも楽しい。ぶっちゃけGoogle Earthで良いのだけれど、個人的に「紙の本」という形に拘ってしまうのである。脳内映像イメージのリファレンス(参考資料)を増やすために目を通しておく。

ジュリアン=バッジーニ『100の思考実験: あなたはどこまで考えられるか』紀伊國屋書店

アリストテレスの『問題集』のような、「ありとあらゆる問い」が載っている本を探していたのだけれど、たまたま面白そうな一冊を見つけた。哲学の問題に限られているけれども、数多くの思考実験が集められている。著者の名前、どこかで聞いたことがあると思ったら『哲学の道具箱』のジュリアン=バッジーニ氏ですな。

遠藤嘉基・渡辺実『着眼と考え方 現代文解釈の基礎』筑摩書房

現国の時間によくやらされた現代文“解釈”問題にあまりいい思い出がないのは、国語教師たちの教え方が論理的じゃなかったからだろうな。「小論文」の指導も同様である。復刊されたばかりの本書は腰巻きに「幻の名著」などと大書されているので、その点ちょっと期待している。

マティアス=クラーゼン『ホラーは誘う―ダーウィンに学ぶホラーの魅力』風媒社

フィクションの中でもホラーを扱った書物、平山夢明『恐怖の構造』(2018)というのを少し前に読んだ。面白かったのだけれど学術的な内容ではなかったので蔵書リストには入れていない。本書は進化論批評という聞きなれない分野を扱う。ホラー作品を分析するのに進化心理学的な手段を用いているようだ。進化論批評の本には他にブライアン=ボイド『ストーリーの起源―進化、認知、フィクション』というのもあるらしく、こちらも読んでみたいな。

ロバート=ウィンストン(編)・石井米雄(監)『人類大図鑑』ネコ・パブリッシング

2006年に出版された少し古い図鑑だが、意外と類書がない。まあ、言ってみればすべての書物は「人類について書かれたもの」だから、一冊の本としてまとめるの、分量的に無理があるのかもしれない。図鑑だけあって大量の写真が載っており、(脳内の)ビジュアルイメージを増やすのに好適。内容も網羅的かつ学術的で文句なし。

池澤夏樹・アッバス=キアロスタミ・フリーマン=ダイソン・鄭義・他『百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY』‎ Think the Earthプロジェクト

分類に困る本だけれど、「人類の愚行史」と解釈して「歴史」の棚へ。本当は『人類愚行事典』のようなものが欲しかったのだけれど、見当たらなかったので本書を購入。内容は写真集っぽい感じ。環境破壊・戦争・貧困・差別・核実験などなど、人類の悪行愚行が掲載されている。見ていて楽しいものではないが、扱われているテーマがテーマなので仕方がないね。

ダフナ=ジョエル・ルバ=ヴィハンスキ『ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性』‎ 紀伊國屋書店

ジェンダーについては未だにポジショントークじみた議論が多いように感じる。脳の男女差についての科学的根拠を確認しておくため、本書を読んでおく。意外とこの分野に特化した本が見当たらなかったのだ。論文を読めれば良いのだろうけれど、あまりに専門的すぎると理解の範疇をこえてしまう。

ビル=ブライソン『人体大全 なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか』新潮社

医学書の類は『メルクマニュアル』『解剖学カラーアトラス』くらいしか持っていなくて、明らかに手薄な分野。とりあえず易しそうな「読みもの」から、基礎知識を蓄えていこう。出版されたばかりの本書『人体大全』がちょうどよさそうなので買っておく。とりあえず「医学のインテレクチュアル=ヒストリー」と解釈して、「歴史」の棚へ。

Akine Coco『Akine Coco 写真作品集 アニメのワンシーンのように。』芸術新聞社

Twitterで知った本。現実をアニメーションの風景っぽく撮影するという毛色の変わった写真集である。見慣れているはずの街角の景色が異化される感じが不思議。芸術作品としては「とても優れている」とは言えないけれども(むしろ背景資料集に近い感じ)、なぜか心惹かれるものがあるなあ。

フェルナンド=ペソア『新編 不穏の書、断章』平凡社

これもTwitterで知った本。著者はポルトガルの国民的作家だそうで、紙幣に肖像画が印刷されていたこともあったとか。余談だが体系的な読書の必要性を感じる昨今。本当は図書館を利用したら良いのだろうけれど、地方在住の悲しさで、蔵書数の多い施設が少ないのだよねえ。どうしたものか。

ロバート=ステッカー『分析美学入門』勁草書房

「分析美学」に関しての書物は他には、3年ほど前に買った『ビデオゲームの美学』を所持しているのみ。本書は日本語で読める入門書かつ基礎文献なので、とりあえず手に入れておこう。芸術論について学ぶ場合どうしても分析美学を避けて通ることができないのだけれど、いかんせん抽象的な議論が多いので大変読みにくい。読了までには時間がかかりそう。

トーヴァ=マーティン・ターシャ=テューダー『ターシャ・テューダーのガーデン』文藝春秋

ガーデニングの本を探していて目に止まったのが、ターシャ=テューダーさんの一連の著作。アメリカ合衆国の絵本画家・園芸家だそう。『素敵な蔵書と本棚』『作家の家―創作の現場を訪ねて』などと同じように、写真を眺めて楽しむのに最適。全く現実的ではない美しい風景が広がっているけれども、まあ、目の保養である。

マイケル=ラルゴ『図説 死因百科』紀伊國屋書店

むかし読んだコリン=ウィルソン『現代殺人百科』を思い出すような読書感で、雑学読み物として面白い。死因に関するインテレクチュアル=ヒストリーと(強引に)解釈して「歴史」の棚に収める。余談だがこの手の雑学本をどの範囲まで集めるのか迷う。数は多ければ多いほど良いのは当然だけれど、本棚のスペースも人生の残り時間も無限ではないしねえ。

佐々木隆治『カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家』筑摩書房

哲学書を読む上で注釈書を揃える計画、七冊目。当初は資本論を全巻揃えるつもりだったけれど、(質量共に)読み通せる気がまったくせず、まずは本書を。20世紀の思想家3巨頭、フロイト・マルクス・ダーウィンの中で、精神分析学と進化論についてはある程度読んでいるのだけれど、資本論については不勉強だったのだよなあ。

A=E=コッパード『郵便局と蛇: A・E・コッパード短篇集』‎筑摩書房

Twitterで名前を知った、イギリスの小説家。怪奇・幻想・ファンタジーの短編を得意とする、ということでおそらく私好みなんだろうなあ、などと思いつつ、買った本をそのままそっと積ん読の山へ。まあ、気が向いた時にすぐに手に取れるよう、所持しておくことが大事なのである。たぶん。

小田亮・橋彌和秀・大坪庸介・平石界(編)『進化でわかる人間行動の事典』朝倉書店

人間行動進化学から見た人間行動の事典。序文によると、この学問は人間行動生態学と進化心理学を主な柱とした分野だそう。私の興味関心にピッタリな内容だったので、ページ数の割に(かなり)高価であったにも関わらず購入。そういえば『人が自分をだます理由:自己欺瞞の進化心理学』という本があって、内容がちょっと通俗的な感じだったので買わなかったのだが、本書なら学問的な正確さに問題はなさそう。

新谷優『自尊心からの解放: 幸福をかなえる心理学』‎誠信書房

自尊心・自尊感情・自己肯定感・自己効力感などといった用語を耳にするにも関わらず、その意味がよくわからなかったのだ。「自尊心」のような、「日常語とよく似た専門用語」は(私だけかもしれないけれど)意味を混同しがちでややこしい。余談。本書の副題に「幸福をかなえる心理学」とあるが、「幸福になること」自体は心理機能の“目的”とは関係ないような気がする。

荒木健太郎『雲を愛する技術』光文社

「気象」の分野に関しては『図解 身近にあふれる「気象・天気」が3時間でわかる本』がすでに本棚にあるのだけど、もう少しだけ専門に特化した知識が欲しくなったので、「雲」をテーマにした本を探す。日常的に目にするのだけれど、案外雲の名前を知らなかったりするしなあ。

Tak.『アウトライナー実践入門 ~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術~』‎ 技術評論社

「Scrapbox」の解説書を買ったついでに、アウトラインプロセッサに関する本も手に入れておく。むかし『知的生産の技術』を読み、雑記帳や紙のカードでやっていた作業を、いまではコンピュータで簡単に処理することができる。個人的には「字が下手で自分で書いたノートが読み返せない」現象がなくなるのが、PCを利用する最大の利点。

倉下忠憲『Scrapbox情報整理術』 シーアンドアール研究所

「Scrapbox」という新しい情報管理サービスを知る。私好みのツールっぽいので、解説書を読んでみることに。「Evernote」や「OneNote」なども触ったことがあるのだけれど、操作が煩雑で今ひとつピンと来なかったのだよなあ。脳ミソを使わずに情報を放り込んでおけるタイプが、私には向いているのだろう。面倒くさい方法はホント、長続きしないのよ……。

樺沢紫苑『精神科医が教える ストレスフリー超大全 ―― 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト』ダイヤモンド社

久しぶりに「生活」に関する実用書。世の中にありがちな「知っていれば簡単に実行できるけれども、知らないばっかりに損をする」たぐいの知識を抑えておくためには、この手のハウツー本も便利。似たような内容の本はたくさんあるけれど、比較的評判のよさそうなものをチョイス。流し読みしておこう。

リリアン=H=スミス『児童文学論』岩波書店

電子書籍版の童話など読んでいて、「児童文学ってどのように定義されているのだろう」という疑問がふと湧いたので読んでみる。余談だけれど、近頃AmazonのセールでKindle(本体)を購入したのだ。前にSony Readerを持っていたので電子書籍を読むのは初めてではないのだが、やはりこれ、利点と欠点が明確に分かれる道具だなあ……。所持しておきたいものは紙の本で、再読するかどうか分からないが一読はしておきたいものは電子書籍、といった使い分けになりそう(主に本棚のスペースの問題で)。