ワイエスの作品集が2017年に出ているのを見つけて買ってみる。未見の作品が多く載っていて良い。分かり易く美しいテンペラ画ゆえに、一般に人気のある画家だけれど、反面(同じアメリカの画家の)ホッパーと同様、なにか憂愁を感じる画面づくりが独特。しかし、編集があまり良くないのが残念。妙にポップな色で見出しを作ったりして、ちょっと安っぽく感じてしまう。日本の出版物にはこんなのが多い気がするのだけれども、なぜだろう。
ワイエスの作品集が2017年に出ているのを見つけて買ってみる。未見の作品が多く載っていて良い。分かり易く美しいテンペラ画ゆえに、一般に人気のある画家だけれど、反面(同じアメリカの画家の)ホッパーと同様、なにか憂愁を感じる画面づくりが独特。しかし、編集があまり良くないのが残念。妙にポップな色で見出しを作ったりして、ちょっと安っぽく感じてしまう。日本の出版物にはこんなのが多い気がするのだけれども、なぜだろう。
50年前に出版されたフランスの作家たちへのインタヴュー集。このほど久しぶりに文庫化されたらしい。目次を眺めただけで、錚々たるメンバーの名前が並んでいるのが分かる。創作作法の本で、執筆術の聞き書きを集めたもの、そういえば持っていなくて欲しかったのだよね。私の要望にあてはまる書籍に思えるから、とりあえず本棚に入れておこう。
生物学の分野で、性研究の最先端がどうなっているのか知るために購入。例えば辞書で「オス」を引くと「有性生殖をする生物で、精子(雄性配偶子)を作る個体 」などといった説明が出てくるけれども、簡潔にすぎて、これでは何も分からない。最近良く話題になる「LGBT」などの概念を正しく理解するためにも、もう少しちゃんと「性」の意味内容を知っておきたいところである。
同シリーズの『夢の世界』が大変良かったので本書も購入してみた。各種シンボルが何を意味しているか、ざっと頭に入れておくのに便利。西洋文化圏ではある種の「常識」なのかもしれないけれど、日本人には馴染みのない図案が大量に掲載されていて勉強になります。ギリシャ神話や聖書を読んでみても絵がないとイマイチ記憶に残らないから、こういう本はとても助かるなあ。
「情動」の研究、昔に比べてだいぶ進歩しているらしい。一度最新の内容を抑えておきたかったのだけれど、ちょど良い本が出たので買ってみた。長らく「理性と情動の二元論」といった見方が主流だったのだけれど、例によって脳科学やら化心理学の発展によって大きな「パラダイムシフト」が起こったようである。しかしいい加減、積ん読の山を崩していかなければならないなあ……。
2012年にカルフォルニア大学バークレー校で行われた講義をもとにまとめられた、道徳哲学の本。著者のバークレー=タナー教授の著作としては初の邦訳だそう。タイトル通り、「われわれ自身の死後も人類が生存することは、通常認められているよりもわれわれにとってはるかに重要である(「日本語版への序文」より)」という主張らしい。ありそうでなかった視点で、大変面白そうである。
『孤独の科学』が文庫になっているのを見つけたので、とりあえず買っておく。単行本のほうは2010年、文庫化は2018年。「孤独」は哲学や文学ではお馴染みのテーマなのだけれど、科学的な論究をあまり読んだことがなかったので、本書で補っておきたい。ともあれ優先順位の問題で、これもしばらく積ん読かな。関係ないけれども文庫本も高くなったもので、普通サイズの厚みなのに1500円もする。
味噌汁を具だくさんにすることによって、調理の手間を省き、同時に栄養も摂れるようにするというコンセプトかしらん。里芋と鶏もも肉の味噌汁なんて大変おいしそうである。瀬尾幸子さんの本は『おつまみ横丁』や『おかず食堂』などを持っているけれど、写真も大きく、読みやすくて良いです。目指せ時短料理。
社会学者ニクラス=ルーマン考案の「ツェッテルカステン」の入門書。『知的生産の技術』の内容とよく似ているけれども、本書の方が解説が分かりやすい気がする。ところで持っている知的生産術に関する本を数えてみた。『独学大全』『創造の方法学』『問題解決大全』『アイデア大全』『アイデアの作り方』『知的生産の技術』『発想法』など。色々読んでいるのだけれど、自分なりの方法がまだ確立できていないのだよなあ。
イギリスの村落の写真集『Picture Perfect English Villages』には室内の様子があまり載っていなかったので、その部分を補うために購入。「ヨーロッパの家」シリーズは「家とインテリア」に特化した内容である。全4巻で、地域別に「①イギリス・アイルランド・北欧」「②フランス・スペイン」「③オランダ・ドイツ・スイス・オーストリア」「④イタリア・ギリシア・ポルトガル」と分かれている。とりあえず第1巻だけ手に入れておけば良いかしら。余力があれば、続刊も購入しよう。
趣味の本。イギリス村落の写真集である。数百円で投げ売りされていたので、ハズレ覚悟で買ってみる。類書は他にも沢山あったのだけれど、本書は美しい写真が多く、眺めて楽しむのに適している感じ。概ね満足できる内容なのだけれど、惜しむらくは室内の様子をもう少し掲載して欲しかったなあ。まあ、そちらは別の本で補うことにしよう。
装飾デザインの資料集。「古代ギリシアや中国、近現代の施設まで、世界の室内装飾デザインや寸法資料を 5,000点以上収録! 」とある通り、すさまじい点数のイラストが載っておりお買い得感が強い。写真資料だけでは分かりづらかった、装飾・文様の細部や全体像を把握するのにも適している。個人的には『建物できるまで図鑑』あたりと合わせて読んでおけば、近現代建築物についての知識欲求、十分満たすことができそうだ。
安価で売っていたのでムンクの小画集を買う。これも例によってタッシェンだけれど、値段で考えるとどうしてもこのシリーズになってしまう。ムンクは学生時代から好きな作家だが、改めてその原因を考えてみると、どうもその精神分析的な画面構成と色彩が私好みなのだなあ。これはエドワード=ホッパーやビル=ブラント、つげ義春やシュヴァンクマイエルの作品が好きなのと同じ理由だよねえ。シュルレアリスムに近しい作品を好むのは小説や映画でも同じことだから、これが私の性癖であり趣味嗜好なのだろうね。
西洋文学史の教科書としてアウエルバッハの『ミメーシス』を持っているのだけれど、本書はその「補完」として書かれたものらしい。具体的には「第三章と第五章のあいだの隙間を埋めるためにもくろまれた試み(「訳者あとがき」より)」だそう。とりあえず買っておくが、しばらく積ん読である。ところで『積読こそが完全な読書術である』という本があったよなあ。同じ作者が『再読だけが創造的な読書術である 』という本を先ごろ、出版していたような気がする。どちらも面白そうなタイトルである。
政策決定上しばしばみられる「明らかに愚かしい判断」がどういう事情で行われるのかを、社会心理学の観点から考察した本。著者はその現象に「集団浅慮」という名前をつけたのだけれど、内容を流し読みする限り、これはいわゆる「エコーチェンバー」という作用にも似ているような印象を受ける。あるいはカーネマン『ファスト&スロー』で説明されていたような「人間の判断エラー」に基づくような現象なのかもしれない。いずれにせよ、本書もしばらくは積ん読になりそう。
心的外傷(トラウマ)という概念は非常に有名なのだけれど、実際にはどういったものなのだろうか。辞書的には「外的内的要因による肉体的及び精神的な衝撃(外傷的出来事)を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていること(Wikipedia)」と書かれているが、これだけではちっとも分からない。そこで専門書を一冊、用意しておくことにする。優先順位の問題でしばらく積ん読になりそうだけれども。
『百頭女』と同じような、マックス=エルンストのコラージュ集のひとつ。クラシカルなモノクロイラストは、独特の趣が感じられて良いものである。「『Une Semaine De Bonté』は、1934年に各1,000部以下の5冊の小冊子として刊行され、本書まで一度も再版されたことはありません。シュルレアリスムとその作品、コラージュ、視覚的錯覚、夢の幻影、夢の解釈に興味を持つ人にとって、この本は大きな資料であり、大きな楽しみである」(紹介文より)。シュルレアリスムの画集はもう少し集めたいものだなあ。
『地下世界をめぐる冒険』と合わせて読むために購入。この本は「図説」と題されている通り、写真や地図が多く、「地下世界」のイメージがつかみやすい。書名から想像されるイメージに反して学術寄りの内容で、記述はしっかりしている。「あとがき」によれば著者はイギリスの地理学者だそうで、ちゃんとした研究者なのね。納得である。
趣味の本。フィンランドの森林風景、特に「樹木」にフォーカスした小さな写真集。日本やアメリカの森とはまた少し違う、ちょっと寒々しい景色が私好み。比較すると現代日本の森はどこに行っても植林の杉だらけで、まったく面白みに欠ける。アンセル=アダムズのヨセミテの風景写真も良いけれど、こちらは逆に雄大に過ぎて近寄りがたさを感じてしまうのだよねえ。
世界の抱える問題の多くが、この「悪意」というものから発しているように見えるにも関わらず、研究が不十分であると思っていたところ、本書を発見。出版されたばかりの本なので、内容も最新の知見に基づいているようだ。初っ端の「悪意の定義」の一文から、目からウロコである。いわく悪意のある行動とは「他者を傷付け害を与え、かつその過程で自分にも害が及ぶ行動」である(デヴィッド=マーカス)。一見不合理に見えるこういった行為が、進化上どうやって獲得されてきたのだろうかねえ。大変に興味深いことである。
「形、線、色、空間、大きさ……絵を構成する要素は、何を、どう伝えているのか?人の感情を惹きつけるために、それらは具体的にどのように作用しているのか?イメージを本当に理解することとはどういうことか?世界各国で読み継がれてきた「ビジュアル・リテラシーの教科書」の古典、待望の翻訳」(惹句より)。画像の構成要素が心理に与える影響を平易な言葉で解説したテキスト。絵画のみならず写真やアニメーションにも当てはまりそうな内容である。昔から「三角構図は安定感を表す」「赤は情熱と危険を表す」などと言われてきたけれど、その理由もおそらくは進化心理学的な観点から読み解けるものなのだろうなあ。
魔術や魔法について書かれたものとしては『魔法 その歴史と正体』という名著をすでに持っているのだけれど、加えてもう一冊、図版中心の本である『魔術の書』を書架に加える。シュルレアリスムやマジックリアリズム・魔法物語の読解・ユング心理学の理解に「魔法(魔術・錬金術・占星術などなど)の基礎知識が欠かせないのだよねえ。充実した内容であるにも関わらず、価格も安くてお買い得である。
『超常現象の謎に挑む』と対になる本を、と思い選んだ一冊。どちらも「世界に存在する不思議現象の数々」を知りたくて読んでいるのだけれど、本書の内容は科学で解明されている驚異が中心である。子供向けの図鑑ではあるが、安心のDK社製なのでクオリティは高い。ページ数が『超常現象の謎に挑む』並にあれば、もっと良かったのだけれども。
シナリオ指南の本、何を持っているのか確認すると『脚本の科学』『スペース・オペラの書き方』『SAVE THE CATの法則』『「感情」から書く脚本術』『素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブックシド・フィールドの脚本術2』『シナリオの基礎技術』の5冊であった。創作におけるアウトラインの作り方を知りたかったのだけれど、この中には含まれていないようなので一冊買い足しておこう。類書の中でも評判の良さそうだったもの。
「夢をどのように理解すればよいか。夢に現れた超現実的世界をヴィジュアルに再現。フロイト、ユングら先達者の理論を援用しつつ、想像力に満ちたユニークな夢解釈を展開する、目に麗しい極上の夢事典。(商品説明文より)」夢事典の類を探していて見つけた一冊。少し古い本だけれど図版が豊富なのが良い。ざっと読んだ限り、解説も過不足なく無難な感じ。著者のD=フォンタナさんの経歴は、Wikipediaによれば以下のとおり。「イギリスの心理学者、超心理学者、著述家。カーディフ大学心理学教授。リバプール・ジョン・ムーア大学やアルガルヴェ大学でも客員教授を務めた。」