長沢雅男 ・石黒祐子『情報源としてのレファレンスブックス』日本図書館協会

簡単な書誌。調べ物のお供に。書誌には様々なものがあり情報量の多いものほど高価に・分厚くなっていく。例えば日本図書館協会の『日本の参考図書』は27000円もする。凶悪な値段である。

ホルヘ=ルイス=ボルヘス『伝奇集』岩波書店

迷路をさまよっているような文章に翻弄される。何度読んでも難しくてよくわからない作品がいくつかある。

入江紀子『なんぎな奥さん(全5巻)』白泉社

絵柄もストーリーも「非凡」とは言えないけれど、流れるようなコマ割りがリズミカルで上手。あまり描き込まない、あっさりとした線も心地よい。最近はもう活動されていないようだねえ。

ノーム=チョムスキー『メディア・コントロール』集英社

チョムスキー節を楽しむために購入。快刀乱麻を断つがごとき明晰な思考。

H=G=ウェルズ『世界史概観(上・下巻)』岩波書店

世界史概説ウェルズ版。マクニール『世界史』などと比べると筆者の主張が出ていて面白い。

E=H=ゴンブリッチ『美術の物語』ファイドン

初心者向け西洋美術史ガイドのロングセラー。2011年にポケット版が出て、だいぶ買いやすくなった。

ラマーン=セルデン『現代の文学批評ー理論と実践』彩流社

文学批評理論概説。大学でよく使われるテキストらしい。イーグルトン『文学とは何か』が挑戦的な論争の書といった趣があるので、勉強に使うにはこちらだろう。最近知ったところによれば2014年にピーター=バリー『文学理論講義: 新しいスタンダード 』というのが出たようで、いずれこちらも読んでおきたい。

杉山尚子・島宗理・佐藤方哉・リチャード=W=マロット・アリア=E=マロット『行動分析学入門』産業図書

心理学を科学にする試み。

トーマス=クーン『科学革命の構造』みすず書房

「パラダイム」という言葉で有名な著作。内容についての賛否はともかく、基本図書ではあるらしいので一応購入した。しかし本文が非常に読みづらく、今の私の頭では著者の言わんとしていることが今ひとつ飲み込めない。少し寝かしておいて、数年後に改めて読む予定。

川島武宜『日本人の法意識』岩波書店

古い本だけれど、日本人の意識はそう急には変わらないらしく、読んでいて腑に落ちることが多い。「所有権」といった基礎的な権利と思われるようなことすら、昔は曖昧だったのだなあ。

クリス=ストリンガー・ピーター=アンドリュース 『人類進化大全―進化の実像と発掘・分析のすべて』悠書館

『キャンベル生物学』で「人類の進化」について知るにはちょっと記述量が不足なので、専門の本を買う。写真が豊富で大変面白い内容。関係ないけれども、これだけ豊富に類人猿やヒトの化石が見つかっている現在、「創造論」を信じる人達の存在がむしろ興味深い。主に社会心理学的な意味で。

森田良行『基礎日本語辞典』角川書店

日本語教師や翻訳家御用達の辞書で、基礎的な単語を深く掘り下げて解説する。

E=J=ホブズボーム『ナショナリズムの歴史と現在』大月書店

ナショナリズム研究の基本図書。著者は世界的に著名なマルクス主義歴史家だそうだ。

E=H=カー『歴史とは何か』岩波書店

歴史哲学の古典かつ基本図書。歴史≒事実を「記述する」ことの困難さ。本多勝一『事実とはなにか』と似たような問題意識だと思って確認してみたら、同書にこんな一文が入っていた。<(前略)この選択が、E=H=カーのいう「歴史的意味という点から見た選択の過程」であって、この場合「歴史」を「報道」または「ルポ」と置き換えたものといえましょう。>

長谷川裕行『ソフトウェアの20世紀―ヒトとコンピュータの対話の歴史』翔泳社

コンピュータの歴史・ソフトウェア編。古代の計算機具から始まり機械式計算機・電気計算機・プログラムの誕生・プログラミング言語の誕生・人工知能へ。

ロビン=ウィリアムス『ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]』毎日コミュニケーションズ

非プロフェッショナルのためのレイアウトデザイン講座。とてもわかりやすい。名著。

つげ義春『ねじ式 つげ義春作品集』青林工芸舎

著者の代表的な作品が集められた一冊。彼の漫画は他の作家に比べ、芸術性が抜きん出ている。子供の時、わざわざ中野の「まんだらけ」まで行って「ねじ式」の掲載された『ガロ』を買い求めたことを思い出す。

ジェイムズ=ホール『西洋美術解読事典』河出書房新社

西洋美術を学ぶ人間は必携。展覧会に行くと神話や歴史から採られたモチーフが散りばめられた絵画も多く、本書が重宝する。子供の頃「絵はこころの感じるままに鑑賞するものだ」とか教えた大人たちをちょっと恨んだことだ。「 少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」(徒然草)。

エーリッヒ=フロム『愛するということ』紀伊國屋書店

「愛」についてかかれた、数少ないまともな本のひとつ。原題の「愛の技術」というほうが内容に沿っていると思う。

ジュリアン=バッジーニ ・ピーター=フォスル『哲学の道具箱』共立出版

一般向けに書かれた哲学術語解説集。哲学に関する本を読んでいる時に出くわす「なんとなくイメージはできるけれど、厳密にどういう意味か知らない」用語を調べるのに使う。文章も易しく普通の辞書より説明が詳細なので、初心者が使うのにちょうどいい感じ。

Reece・Urry・Cain・Wasserman・Minorsky・Jackson『キャンベル生物学 原書9版』丸善出版

生物学の教科書。図版が多く楽しい。ものすごく分厚いけれども、読みやすいです。

見田宗介・上野千鶴子・内田隆三・佐藤健二・吉見俊哉・大澤真幸(編)『縮刷版 社会学文献事典』弘文堂

「知る人ぞ知る」と言われた事典の縮刷版。社会学とその関連分野の基本文献(100点)・重要文献(約900点)の内容を要約したもの。普通の人は何百冊も読んでいられないので、便利。

本多勝一『日本語の作文技術』朝日新聞出版

読みやすい文章を書くために。特に読点に関する考察が面白い。この本も中高生の頃に読んで感銘を受けたもののひとつ。さらに専門的なことを知りたくなったら石黒圭『よくわかる 文章表現の技術』全5巻を読むとよさそう。

寺田寅彦『寺田寅彦随筆集(全5巻)』岩波書店

賢い人の文章は読んでいて心地よい。自分まで頭が良くなったような錯覚に陥らせてくれる。夏目漱石の弟子だけあって文章もきれいで、「随筆」の中では最も好きかもしれない。

瀬尾幸子『おつまみ横丁-すぐにおいしい酒の肴185』池田書店

定番の「おつまみ」を大量に紹介した小冊子。1ページに一品、簡潔な文章でレシピが記載されている。説明文が簡単すぎるので、この本を活用するには多少の料理経験が必要だが、特別な材料など使わないシンプルな料理が多く、なかなかに実用的である。