小林安雅『日本の海水魚と海岸動物図鑑 1719種』誠文堂新光社

この図鑑の特徴は海水魚に加えて「海岸動物」も載っていることである。つまりイカ・タコ・エビ・カニ・クラゲやイソギンチャクなど。

アン=ワイザー=コーネル『やさしいフォーカシング―自分でできるこころの処方』コスモスライブラリー

ユージン=ジェンドリンにより体系化された「フォーカシング(焦点化)」という心理療法の入門書。

田中菊雄『現代読書法』講談社

昭和16年に刊行された読書論の古典。巻末の「読書参考文献抄」のチョイスが時代を感じさせる。

ウンベルト=エーコ『論文作法─調査・研究・執筆の技術と手順』 而立書房

著名な記号学者・小説家であるエーコによる、学生向け論文の書き方講座。テーマの選び方から資料調査方法、執筆までを具体的に教えてくれる。しかしここに書かれていることを実行するには、よほど努力が必要だなあ。

南信長『現代マンガの冒険者たち』エヌティティ出版

『学問のしくみ事典』には「マンガ」の項目がないので、これでその辺りを補う。知らない作家さんがたくさん載っている。

ジェームス=ガーニー『カラー&ライト―リアリズムのための色彩と光の描き方』ボーンデジタル

イラストレーターによる、光と色彩についての教本。これ一冊で写実描写の色彩については、広範囲に学ぶことができる。

G=バタイユ『エロティシズム』筑摩書房

「性愛研究の現在」を概観できる本を探したけれども見つからなかったので、とりあえず古典的なバタイユから読んでみる。

ホルヘ=ルイス=ボルヘス『幻獣辞典』河出書房新社

序文にある「誰しも知るように、むだで横道にそれた知識には一種のけだるい喜びがある。」という一節が、この本の内容を言い表している。

大谷勉『日本の爬虫両生類157』文一総合出版

「ポケット図鑑」の爬虫類・両生類編。昆虫シリーズほど写真は良くないが、私の用途には必要十分。「図鑑」には大型で高価なものが多く、こだわり始めるとキリがなさそう。

斉藤憲治・内山りゅう・その他『くらべてわかる 淡水魚』山と渓谷社

「くらべてわかる」シリーズの淡水魚編。この巻も写真が美しい。釣りでもする人ならば、この本も活躍の機会が多くなるのだろうけど。

叶内拓哉『くらべてわかる 野鳥』山と渓谷社

「くらべてわかる」シリーズの野鳥編。3冊のうち、最も使用頻度が高いのはこの巻である。街中で出会う哺乳類なんて普通は野良猫くらいですし。追記:このあいだ「ヌートリア」が歩いていました。

小宮輝之『くらべてわかる 哺乳類』山と渓谷社

ゆったりとしたレイアウトと美しい写真によって、日本に生息する哺乳類の見分け方を説明してくれる。眺めているだけでも楽しい。

高井幹夫・奥山清市・長島聖大・井村仁平・市毛勝義・佐藤和樹・中島淳・その他『日本の昆虫1400 (2) トンボ・コウチュウ・ハチ』文一総合出版

「(1)チョウ・バッタ・セミ編」と対になる巻。子供の頃はオニヤンマやゲンゴロウなどをよく見かけたものだが、最近さっぱりと見る機会がない。田んぼや河原で遊ぶということがないからだろうなあ。

高井幹夫・奥山清市・長島聖大・井村仁平・槐真史・伊丹市昆虫館 (監修) 『日本の昆虫1400 (1) チョウ・バッタ・セミ』文一総合出版

昆虫は種類が多く分厚い図鑑になりがちだが、本棚の大きさの関係で「ポケット図鑑」シリーズを選択。省スペースで安価である。意外と写真が綺麗で良い。

藤本和典・亀田竜吉『都会の生物―小学館のフィールド・ガイドシリーズ(17)』小学館

書名は「都会の生物」だが内容はむしろ「身近な生物」といった感じ。草木から哺乳類・昆虫に菌類まで網羅していて、都市部にも生態系があることを意識させてくれる。

柳田国男『遠野物語―付・遠野物語拾遺』角川書店

柳田国男の代表的著作のひとつ。民俗学・文学・歴史と、様々な分野にまたがる本。「拾遺」のほうを読みたくて購入。魅力的な文体である。

ルイス=キャロル『不思議の国のアリス』角川書店

ヤン=シュヴァンクマイエルのアニメーション作品『アリス』を観る機会があり、懐かしくなり購入。ドジソン(著者の本名)の手になる挿絵と比較すると、やはりテニエルの神経症的なイラストの持つ魅力が、この作品では重要だと思える。

高橋秀男・平野隆久『山野草ガイドブック―見かけた場所ですぐわかる400種』永岡書店

「樹木ガイドブック」と対になる野草図鑑。本の特徴も同様。より深く知りたくなったら専門書へ向かうべきだろう。

平野隆久『樹木ガイドブック―庭、公園、野山で見られる樹木の特徴と利用法がわかる』永岡書店

樹皮や葉の詳細がないのでフィールドでの同定作業には向かないが、写真は美しい。タイトルが図鑑や事典ではなく「ガイドブック」なのはそのあたりを勘案したからかもしれない。

齊藤隆夫(監修)『スーパー理科事典 四訂版:知りたいことがすぐ分かる!』増進堂・受験研究社

小中学生向けの理科参考書。生物・地学・科学・物理の基礎をちょっと確認したいときに便利。自然現象についてまんべんなく書かれているので、自然科学の本を一冊しか持ってはいけない、と言われたら多分これを選ぶ。

陸爾奎・方毅・田中慶太郎『支那文を読む為の漢字典 』山本書店出版部研文出版

1915年に中国で出版された『学生字典(小学生用字典)』を和訳したもの。通称「支那漢」。日本語の辞書で引いても分からなかった熟語の意味が、これで調べると載っていることがある。

本多勝一『冒険と日本人』朝日新聞社出版局

「秘境記者」として注目された著者の「冒険論」。日本人論でもある。冒険の定義を「主体性」や「危険があるか否か」に求めるのが著者らしい。

本多勝一『職業としてのジャーナリスト』朝日新聞社出版局

ジャーナリズム論。後半は文筆業者の「生き方」について。

ロバート=B=チャルディーニ『影響力の武器[第三版]』誠信書房

社会心理学者による「人はなぜ動かされるのか」についての研究。詐欺や扇動に騙されないようにするために。

反対語対照語辞典編纂委員会(編)『活用自在 反対語対照語辞典』柏書房

「正義」の反対語は「不義」であって、“それぞれの正義”とかいったものではない。大変使いやすい辞典だが、不思議なことに執筆者名がない。編者「反対語対照語辞典編纂委員会」とあるだけだ。