松井信義『知識ゼロからのやきもの入門』幻冬舎

自炊した料理の写真を撮るようになり「器」に興味が出るも、基礎知識すらなかったのでこの本。焼き物の種類・産地・作家・歴史・探し方・手入れの方法などが要領よくまとめられている。

MB『ほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく スタメン25着で着まわす毎日コーディネート塾』集英社

「オシャレ」にまったく興味が無く、手っ取り早く「無難な服装・最低限のファッション」を知りたく思い購入。25着と言わず3着くらいで十分。

ジョセフ=ヒース『資本主義が嫌いな人のための経済学』エヌティティ出版

哲学者が書いた経済学の本という珍品。原題は「幻想なき経済学」。この分野は著者の思想的立場により(悪いことではないのだが)偏りを持ったものが多く、「バランスのとれた」解説書が少ない。本書は右派・左派双方について、陥りやすい誤解を正した「資本主義の入門書」。

ホルスト=ガイヤー『馬鹿について―人間-この愚かなるもの』創元社

日本語版の初版は1958年。賢人について書かれた書物はたくさんあるが、これは珍しい「馬鹿についての研究」。やや古い本だけれど、示唆に富む文章が多くて面白い。

中村幸弘『ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 携帯版』ベネッセコーポレーション

高校生向けの学習用古語辞典。高校卒業時に売り払われるようで、1円で売られている。

柴田宵曲(編)『奇談異聞辞典』筑摩書房

江戸時代の随筆集107種から奇談に類する記事を集め、五十音順に並べた辞典。1960年に東京堂から出版された『随筆辞典(全五巻)』の「奇談異聞編」を改題・文庫化したもの。文章は原文のまま収録されているし、記事の出典も明記されている。

渡辺隆裕『ゼミナール ゲーム理論入門』日本経済新聞出版社

ゲーム理論は「複数の意思決定をする主体が、その意思決定に関して相互作用をする状況を研究する」(本書より)。経済学をはじめとした多くの社会科学の分野で使われる概念なので、入門書を読んでおく。

ビル=ブラント『ビル・ブラント(POCKET PHOTO) 』創元社

ビル=ブラントはイギリスの著名な写真家。「POCKET PHOTO」シリーズの他のラインナップは次の通り。「アンリ=カルティエ=ブレッソン・ウォーカー=エヴァンス・マン=レイ・ヘルムート=ニュートン・ロバート=キャパ・ドン=マッカラン・マグナム=フォト・荒木経惟・アンドレ=ケルテス・サラ=ムーン・ルイス=キャロル」。

興津要(編)『古典落語(本・続編)』講談社

昭和47年に刊行された本の復刊。代表的な古典落語が(2冊合わせて)40篇、収録されている。癖のない文体で書かれていて読みやすい。便宜上「本・続編」と表記したが、実際の書名は『古典落語』『古典落語(続)』。

手塚治虫『火の鳥(全13巻)』角川書店

置き場所の問題で購入を躊躇していた、手塚治虫先生のライフワーク。しかし考えてみれば、13巻というのは漫画としては特に巻数が多いわけではないなあ。

ジョージ=オーウェル『一九八四年[新訳版]』早川書房

あまりにも有名なディストピア小説。これは2009年に出たもので、従来の版にあった誤訳を正してあるらしい。「SF小説」が本棚にないことに気がついたので購入。

ランドル=コリンズ『脱常識の社会学 第二版――社会の読み方入門』岩波書店

積ん読中。入門書的な内容ではあるが、著者の独自の視点(紛争理論)もかなり含んでいるようだ。「まえがき」を読むと、社会学が分析の道具としてあまり信用されていない状況、アメリカ合衆国でも同じことらしい。

ポール=J=シルヴィア『できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか 』 講談社

原題は『How to Write a Lot(文章をたくさん書く方法)』。要するに「書くための時間を割り振る」というだけのことだが、案外こういった「当たり前のこと」に気がつかないものだ。小冊子なのですぐに読める。

瀬戸賢一『日本語のレトリック―文章表現の技法』岩波書店

岩波ジュニア新書。代表的な修辞技法を30選び、簡潔な文章で解説する。初歩的な内容だが説明が丁寧で、例示も美しい文章が多い。巻末に「レトリック30早見表」付き。

赤松啓介『非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話 』筑摩書房

柳田国男や宮本常一の民俗学研究があまり触れない「世俗的な」部分を補うために購入。俗な意味でも面白い内容だが、民俗学の「方法論」についても考えさせられる。

石牟礼道子『新装版 苦海浄土―わが水俣病』講談社

『自動車絶望工場』と同じく、日本のノンフィクションの名作としてよく名前が上がる本。『水俣病の公式確認から60年。生の尊厳を求める患者たちの姿を描いた、石牟礼道子さん(89)の小説「苦海浄土」が再び注目を集めている。(中略)福島原発事故を経た今という時代を問う作品として読み直されているようだ。』(「朝日新聞デジタル」2016年9月16日)

読書猿『アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール』フォレスト出版

「科学、技術、哲学、弁論術、文学、芸術、映画、心理療法、宗教、呪術、など多くの分野を渉猟し、考えを生み出す方法を採集」し、それを分かりやすく解説した本。「発想法」の総決算といった趣がある。

マット=マドン『コミック 文体練習』国書刊行会

フランスの詩人・小説家であるレーモン=クノーの代表作のひとつ、『文体練習』に発想を得たコミック作品。同一の出来事を99の違ったアプローチで物語る。数年前に書店で見かけ、欲しいと思っていたものをやっと購入。これを読んで、小説にせよ漫画にせよ、物語の内容よりも「形式」のほうに興味があることを自覚。

矢島文夫 (訳)『ギルガメシュ叙事詩』筑摩書房

メソポタミアの英雄叙事詩。ウルク王ギルガメシュが永遠の命を求める旅物語で、ノアの箱舟物語の原型も見られる。この叙事詩は、シュメール語伝承をもとにアッカド語で編集され、古代オリエント世界に流布した。バビロニア語、アッシリア語、フリ語ほかの版がある。(角川世界史辞典)

アンドレ=ブルトン『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』岩波書店

ブルトンの「シュルレアリスム宣言」が1924年の著作なので、超現実主義運動が生まれてからおよそ100年。自由連想も自動記述も今では普通の手法となっている。「ありきたり」な方法ということは、それだけ基礎的な考え方でもあろうから、改めて再読。

土橋正『モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術』東洋経済新報社

創造的な仕事に集中するために、思考のノイズとなりうる要素を極力排除する、というのが基本的な考え方。著者が文房具の専門家なので本書では様々な道具が紹介される。むしろそれが読みたくてわざわざ購入。

西川正雄 他(編)『角川世界史辞典』角川書店

角川の日本史辞典と一緒に購入。特徴は従来の世界史辞典が中国・ヨーロッパ偏重であったのを改め、イスラム世界についても事項を増やした点。全記事署名入り。500名近い研究者に執筆を依頼、10年をかけて編まれた。

朝尾直弘・宇野俊一・田中琢(編)『角川 新版日本史辞典』角川書店

持ち運ぶことが可能なサイズの日本史辞典としては角川のものが評判がいい。1996年刊だが2000年の「旧石器遺跡捏造事件」を受けて2004年に記載が訂正されている。おかげで新品を買わざるを得なかった。付録にある地図や年表が使い勝手が良さそう。

石黒圭『よくわかる文章表現の技術(全5巻)』明治書院

このシリーズは巻が進むにつれ、内容が高度かつ専門的になっていくらしい。順序どおり第1巻「表現・表記編」から読み進める。文章技術について、小説家や新聞記者ではなく「日本語研究者」が書いたもの。

生田哲『よくわかる! 脳にいい食、悪い食』PHP研究所

2008年に刊行された同著者の『食べ物を変えれば脳が変わる』を改題・加筆修正・再編集した本。とりあえず魚を食べよう。