馬場禮子『改訂 精神分析的人格理論の基礎―心理療法を始める前に』岩崎学術出版社

内容は表題のまんま、精神分析的な観点から見た人格理論の解説。『ヒルガードの心理学』や『臨床心理学 (New Liberal Arts Selection) 』での簡略すぎる記述だけでは理解しづらい詳細を補うために。「改訂版」が出版されたのが2016年なので、まずは最新の教科書と言って良いと思われる。

デビッド=マコーレイ『道具と機械の本―てこからコンピューターまで』岩波書店

道具と機械の基本原理を子供向けに易しく解説した大判本。項目は以下の通り。斜面・てこ・輪軸・歯車とベルト・カムとクランク・滑車・ねじ・回転する車輪・ばね・摩擦・浮かぶ・飛行・圧力・熱の利用・原子力・光と像・写真・印刷・音と音楽・遠隔通信・電気・磁気・センサーと探知機・コンピューター。定価が8000円以上する高価な本なので、これも古書で購入。

マルコム=X・アレックス=へイリィ『マルコムX自伝 』アップリンク

「自伝」の棚に入れる本、残り1冊は「活動家」のマルコムX。若い頃この本を読んで感動し、自伝といえば『マルコムX自伝』が真っ先に思い浮かぶほどである。昔持っていた物はすでに手元になく、これもネットで古本を探す。……1円で売られていました。安く手に入ったは良いのだけれども、何となく悲しい。

マイルス=デイヴィス・クインシー=トゥループ『マイルス・デイヴィス自叙伝(全2巻)』宝島社

「自伝」6冊目には「音楽家」を選ぶ。著者はアメリカ合衆国のトランペット奏者で「ジャズの帝王」と呼ばれることもあるジャズ界の重鎮らしい。「らしい」という言い方で分かる通り私は音楽には疎く、マイルス=デイヴィスさんのことも全く存じ上げない。ではなぜ彼の本かと言えば自叙伝としての評価が高かったからである。

ウラジミール=ナボコフ『ナボコフ自伝―記憶よ、語れ』晶文社

「自伝」の5冊目にはロシア生まれの「小説家」、ナボコフさんを選ぶ。「本箱」の空きを考えると、この分野で買える本は残り1、2冊が限度だろうか。購入予定書籍を含めると蔵書数がすでに500冊に達してしまっているので、所有する書物の選別をますます厳しくしなければなあ……。悩ましいところである。

リチャード=P=ファインマン『ご冗談でしょう、ファインマンさん(上・下巻)』岩波書店

『自省録』『フランクリン自伝』『孤独な散歩者の夢想』の3冊を読み終わったので「自伝」の分野を少し補強する。「皇帝」「政治家」「哲学者」と来て、次は「物理学者」ファインマンさんを選んだ。あとは「小説家」の自伝も欲しいのだが、誰にしようかしら。

丹野義彦・石垣琢麿・毛利伊吹・佐々木淳・杉山明子『臨床心理学 (New Liberal Arts Selection) 』有斐閣

2015年に出版された比較的新しい臨床心理学の概論書。700頁の大著で、この分野で学ぶべき事項が網羅されている。私の読書遍歴は「精神分析」に対する興味と共に始まったようなもので、「本箱」に臨床心理学関係の書籍が少なくないのも、その名残である。

朝里樹『日本現代怪異事典 』笠間書院

2018年1月に出版されたばかりの本。『奇譚異聞辞典』の現代版とでもいうべき内容で、戦後から現代までの怪異譚を収集したもの。著者は公務員として働きながらこの本を書き、当初は同人誌として発表したそうだ。三段組で全500頁、項目数は1000を超える。

井上隆二・山下富美代『社会心理学 (図解雑学)』ナツメ社

『複雑さに挑む社会心理学』では触れられていない基礎部分を補うために「図解雑学」から『社会心理学』を購入。このシリーズの事はまったく知らなかったのだけれど、良質の入門書が多いらしい。自然科学・社会科学・人文化学・情報科学の広い分野に渡り、面白そうなタイトルがズラリと並んでいる。

高畑正幸『究極の文房具カタログ【マストアイテム編】』ロコモーションパブリッシング

文房具は言うに及ばず料理道具やコンピュータの周辺機器、日用雑貨にいたるまでモノに対するつまらない拘りが強い。よく手入れされ整然と並んだ道具を眺めているだけで満ち足りた気分を味わうことができ、もはやそれ自体を「趣味」と呼んでも差し支えないほどである。

戸田山和久『論理学をつくる』名古屋大学出版会

本箱の分類に「哲学,論理学」があるにも関わらず、肝心の「論理学」のテキストを持っていないことに今更ながらに気づく。この種の数学じみた厳密な学問はえらく苦手で、無意識に避けがちなのだ。本書は入門者向けの教科書にも関わらず大変に分厚い。気長に読んでいこう。

佐々木正悟 『ルーチン力』翔泳社

「仕事のルーチンワーク化」について知りたくなり、適当にAmazonで検索して探した本。「ビジネス書」というもの、同じようなタイトルが多すぎ、どれを買っていいのか分からない。まあ、どの本も似たようなことが書かれていると思われるので、1冊だけ読めば良かろう。本書の良い点は、パンフレットのように薄く、すぐに読めることである。

ホルヘ=ルイス=ボルヘス ・アドルフォ=ビオイ=カサーレス『ボルヘス怪奇譚集』河出書房新社

1967年に出版された『Cuentos breves y extraordinarios 』の日本語版が文庫本になったので、早速買う。ボルヘスとカサーレスが古今東西の幻想文学から92篇の短い物語を選び、まとめたもの。アドルフォ=ビオイ=カサーレスはアルゼンチンの小説家でボルヘスの友人である。「物語の精髄は本書の小品のうちにある。」(「緒言」より)。

天然生活ブックス『台所の工夫』地球丸

「人の本棚を覗き見るのは楽しい」という言い方があるが、本書に載っているキッチン風景を眺めるのも、同じような意味で興味深い。記事の内容としては特に<プロの「小さな厨房」に学ぶ>というコラムが勉強になる。書斎と同じく台所も、ちょっとも狭いくらいの方がコックピットのようで却って使いやすそう。

渡辺照宏『仏教 第2版』岩波書店

1974年に出版された古い本にもかかわらず、未だに仏教入門の定番らしい。そう言えば、どの書店でも岩波新書の棚を見ると大抵この本が置いてあるような気がする。『ブッダのことば』と共に読んでおきたい。

梶村尚史『「朝がつらい」がなくなる本―ぐっすり眠る、すっきり起きる習慣術』三笠書房

タイトルの通り「睡眠」に関するノウハウ集。小さな本に「寝付き」と「寝起き」を良くするための情報が密度濃く詰め込まれている。この種の本を何冊か読んで学んだことは、「生活習慣をパターン化し、規則正しく繰り返すこと」の重要性かしら。

桐生彩希『RAW現像の教科書 』秀和システム

140頁程度の小冊子で、「RAW現像」について必要最低限の基礎が解説されている。これで所持しているカメラ・撮影関係の本は『写真構図のルールブック』『写真の教科書』『スナップ写真の正しい撮り方』『RAW現像の教科書』の計4冊。これだけあれば写真関係の本、しばらく増やす必要は無さそうだ。

CAPA編集部 (編)『スナップ写真の正しい撮り方』学研マーケティング

先日購入した『写真の教科書』で、カメラの仕組みと撮影方法の基礎を学んだ。次は「スナップ写真」の技術に特化したものを探し、やはり文章が簡潔で読みやすそうな本を選ぶ。あと一冊、RAWデータの扱いに関する参考書が欲しいところなのだが、店頭には分厚い本しか置いていない。100頁位の超初心者向け小冊子で十分なんだけどなあ。

岡嶋和幸『写真の教科書 はじめての人、上達したい人のための写真の手引き』エムディエヌコーポレーション

「suzukiの日々」と題した写真日記を作り始めてはや2年。適当にシャッターを切っているだけでは物足りなくなり、初心者向けの入門書を買うことに。どうもこのジャンルには「定番の教科書」といったものが無いようなので、実店舗で中身を見て選んだ。本書は文章が短く、簡潔にまとまっているのが美点。

サルボ恭子『おいしいを届ける 盛りつけの基本』辰巳出版

食事をしなければ生きられない以上、いやでも応でも毎日調理をする。どうせ調理に時間を割かねばならないのであれば、少しは料理の見た目にも気を使おう、ということで「盛り付け」の教科書を買ってみた。本書を選んだ理由は単純に盛り付けの参考写真が私の好みに合ったからである。

ダニエル=デフォー『完訳ロビンソン・クルーソー』中央公論新社

1719年に出版された「無人島もの小説」の元祖。人には無人島生活への憧れがあるらしく、このテーマを扱った文芸や映画は数多い。特に日本の都市部などという人の多い場所に住んでいると、なおさらである。そう言えば「MINECRAFT」も、ある意味無人島ゲームと言えるだろうか。

大阪府の歴史散歩編集委員会 (編)『大阪府の歴史散歩(上・下巻) 』山川出版社

『旅ノート・散歩ノートのつくりかた』で紹介されていた本。歴史教科書が得意な山川出版社らしく、大阪の文化と歴史が堅実にまとめられている。地図・年表・索引も完備されており、簡単な調べ物などにも使えそう。

奥野宣之『歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた』ダイヤモンド社

『素敵な蔵書と本棚』『TOKYOブックカフェ紀行』『MINECRAFT 公式ビギナーズハンドブック』などと同じく趣味の本。写真が多く、眺めていると旅のスケジュールを組んだりカメラの手入れをしたくなる。著者は『情報は1冊のノートにまとめなさい』で有名なライターさん。

亀田達也・村田光二『複雑さに挑む社会心理学 改訂版―適応エージェントとしての人間』有斐閣

最近の社会心理学の動向を知るために。「社会心理学の周辺でこの10年間に起きたもっとも大きな変化は,行動・実験経済学の隆盛と,社会科学への神経科学の応用(「はしがき」より)」だそうな。この分野もゲームの理論や神経科学の研究成果を取り入れ、変化しつつある印象。

川上文代『たれとソースの早引き便利帳』青春出版社

載っている「たれ・ソース・ドレッシング」のレシピは和・洋・中・エスニックなど広範囲に渡り、その数200種近く。この本一冊あればポン酢・マヨネーズ・焼肉のタレや蕎麦つゆなどを買う必要が無くなるのではないかしら。少し使い込んでみないと分からないけれど、名著の予感。