家村和幸『名将に学ぶ 世界の戦術』ナツメ社

戦記モノなどに出てくる軍事用語に全く詳しくないので、簡単な戦術の本など一冊読んでおく。ナツメ社の「図解雑学シリーズ」は『社会心理学』に次いで2冊目。余談だが戦略史や戦術研究の本は、選ぶのが難しいほどたくさん出版されていることを知る。人気のあるジャンルらしい。

河野稠果『人口学への招待―少子・高齢化はどこまで解明されたか』中央公論新社

少子・高齢化を考える上での基礎資料。先日購入した『社会を“モデル”でみる―数理社会学への招待』と一緒に読むと面白そうだと思い、つい買ってしまった。まあ「1円本」なので金銭面では問題ないのだけれど、いよいよ本の置き場所問題が深刻になりつつある。

帝国書院編集部 (編)『最新世界史図説タペストリー 十七訂版』帝国書院

新たに「資料集」である本書を追加。世界史の本はロバーツ『図説 世界の歴史』・山川出版『詳説 世界史研究』・ウェルズ『世界史概観』、角川『世界史辞典』が棚に入っている。他に買うとすれば「山川世界史リブレット」などで、興味のある分野を適宜補強していく感じになるかしらん。

ジョン=ワイズマン『最新SASサバイバル・ハンドブック』並木書房

ルイス=ダートネル『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』で参考文献の一つとして挙げられていた「サバイバル技術」の教本。ダートネルの本が科学技術史のほうに寄っているので、より即物的な知識を補うために購入。一応、災害時やキャンプの時などにも役立つかもしれない。

池上嘉彦『記号論への招待』岩波書店

かつて“流行”した「記号論」の入門書。文芸評論や哲学(っぽい)エッセイなどに良く出てくる用語だが、今ひとつ意味が分からず、簡単な解説書を読んでおく。ちなみに辞書を引くと、「一般に記号といわれるものの本質・在り方・機能を探究する学問(後略)」(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)だそうだ。これだけでは、ちっとも分からない。

日本数理社会学会 (監)『社会を“モデル”でみる―数理社会学への招待』勁草書房

「数理社会学」を辞書で調べてみると「(前略)一定の数学的仮定から演繹してモデルをつくったり,それを調査や実験から得たデータによって検証したり,逆に経験的データから数式で表わされる法則を導いたりする。(後略)」(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)とある。本書では「ある疑問に対して自分でモデルを作り、数字による検証をする」方法について学ぶ。

アンリ=カルティエ=ブレッソン『アンリ・カルティエ=ブレッソン(POCKET PHOTO) 』創元社

写真集の3冊目はアンリ=カルティエ=ブレッソンさん。ビル=ブラントの作品集と同じく安価でハンディな「ポケット=フォト」のシリーズ。写真について勉強していくうち、だんだんと自分の好みもハッキリしてきた。「スナップショット」「モノクロ」「シュールレアリスティックな作風」などである。

ルイス=ダートネル『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた』河出書房新社

著者は宇宙生物学者、原題は『the knowledge』。「もし文明を一から復興することになったら」というテーマで、思考実験(超高度な与太話)をする。サイエンスフィクションとして小説に分類しても良いのだが、「科学技術史」とも言える内容でもあるので「自然科学」の棚へ。

産経新聞社『昭和の大阪(Ⅰ・Ⅱ)』光村推古書院

以前書店で見かけ、ちょっと欲しかった小さな写真集。一巻は昭和20~50年、二巻は昭和50年~平成元年までを扱う。例によって分類に困るのだが、暫定的に「歴史」の棚へ。私の本棚にある写真集としては、ビル=ブラントの作品集に次いで2冊目。

森泉岳土『セリー』KADOKAWA

近頃「ツイッター」でも情報を集めるようになり、そのおかげで名前を知った漫画家さん。絵柄と紹介文が気になり、とりあえず最新作を買って読んでみる。取り扱っているテーマが「読書」あるいは「本」らしいので、私の好みから大きく外すことも無いだろう。

内田ユキオ・ナイスク『今すぐ使えるかんたんmini RICOH GR基本&応用 撮影ガイド』技術評論社

新しく購入したデジタルカメラ「RICOH GRⅡ」の取扱説明書として購入。インターネット上の記事だけでもカメラの使い方は分かるのだけれど、どうしても「紙の本」に対する愛着が強い。エーコいわく「書物は車輪のような発明品です。発明された時点で、進化しきってしまっている」(『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』より)のである。

スティーブン=ピンカー『心の仕組み(上・下巻)』筑摩書房

進化心理学の分野で有名な学者さんの本。人間の心理と行動を「自然選択と進化」という原理から説明しようとする。その利点は心理メカニズムの“原因”を「合理的に説明」することが出来る点。様々な学問分野から「人間」に対する新たな見方が提示されているけれど、いずれそれらを統合した「大統一理論」のようなものが出来上がるのかしら。

ウラジミール=ナボコフ『ナボコフのロシア文学講義(上・下巻)』河出書房新社

小説を読むにあたって『文学とは何か』『現代の文学批評』『小説の技巧』といった書物はもちろん役に立つのだけれど、これらはどちらかと言えば理論による分類や解説が主であって、個々の作品を扱った文芸批評集も欲しい。色々探したが結局『ナボコフの文学講義』の姉妹編である本書を購入。

ホルヘ=ルイス=ボルヘス『夢の本』河出書房新社

『幻獣辞典』『怪奇譚集』と似たような構成で、古今東西の文献から「夢」についての記述を集めたアンソロジー。文庫版が発売されていたので実店舗で購入。『脳は眠らない 夢を生み出す脳の仕組み』を読み進めており、合間の息抜きとして読むのにちょうど良さそう。

近藤ようこ『見晴らしガ丘にて 完全版』青林工藝舎

前々から気になっていた近藤ようこさんの本を一冊、漫画の棚に追加。著作リストを眺めて私の好みに合いそうなものを「直感で」選んでみる。本を選ぶという作業には必然的にギャンブル要素が加わるのが困りもの。内容を熟知していれば問題ないのだけれど、そういう本はそもそも買う必要がない。

アンドレア=ロック『新装版 脳は眠らない 夢を生みだす脳のしくみ』武田ランダムハウスジャパン

「夢」研究の現在を概観した一冊。近年の神経科学の発達により夢という現象の解明も少しづつ進展しているようだ。ところで、夢や意識といった分野について考える為には「進化心理学」という方向からアプローチするのが良い気がしてきたので、こちらの入門書も探しておきたい。スティーブン=ピンカー『心の仕組み』あたりが候補。

新田健一『組織とエリートたちの犯罪―その社会心理学的考察』朝日新聞社

『テキスト 司法・犯罪心理学』には「ホワイトカラー犯罪」についての記述が無いので、これを補うために。殺人・傷害・窃盗といった個人的犯罪に比べ、官僚組織や巨大企業の行う“犯罪的行為”の心理学的研究がさほど盛んではないのが不思議。フィクション作品やジャーナリズム、政治評論の世界ではむしろ主要なテーマの一つなのだけれど。

松本清張『昭和史発掘(全13巻)』文藝春秋

2009年に出版された『ノンフィクションと教養』による「ノンフィクション総合ベスト10」は、『日本共産党の研究』『戦艦大和ノ最期』『レイテ戦記』『昭和史発掘』『誘拐』『ベスト&ブライテスト』『テロルの決算』『苦海浄土』『サンダカン八番娼館』『自動車絶望工場』である。この中のひとつ『昭和史発掘』の全巻セットが古書で安く売っていたので手に入れておく。

小出由紀子『ヘンリー・ダーガー 非現実を生きる』平凡社

いわゆる「アウトサイダー=アート」を代表する人物の一人であるダーガーの評伝。「子供を奴隷にする悪の大人と戦う、少女戦士ヴィヴィアン・ガールズの絵物語『非現実の王国で』。作者ヘンリー・ダーガーは1982年シカゴ生まれ。16歳で天涯孤独になり、低賃金の肉体労働で日々の糧を得ながら、60年以上にわたり誰にも知られることなく、1万5000ページを超える原稿と300枚もの挿絵を創り続けた(Amazonの商品説明より)」

原正人『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』玄光社

漫画棚の増補を企てるために「バンド=デシネ」のガイドブックを読む。「日本を中心としたアジア圏の漫画」「ベルギー・フランス周辺のバンド=デシネ」「アメリカ合衆国のコミック=ブック」の主要な作品くらいは抑えておきたい。

北岡正三郎『物語 食の文化 – 美味い話、味な知識』中央公論新社

『図説 建築の歴史』『ファッションの歴史』と来てあとは「食の歴史」のような本があれば「衣食住」の通史が揃うと思ったのだけれど、食に関してはあまり良い本が見当たらない。とりあえず、ざっと調べて比較的面白そうだった本書を読んでみる。地域別の研究、例えば「日本の食文化」とか「西洋の食文化」のような本は多いのだけれど、欲しいのは「世界の食文化に関してはこれ一冊」というような本なんだよなあ……。

高根正昭『創造の方法学』講談社

社会科学研究の方法論について書かれた本。私の中では梅棹忠夫『知的生産の技術』・川喜田二郎『発想法』と並べて置かれるような分類の書物である。購入予定リストには前々から入っていたのだけれど、この程ようやっと購入。読書の優先順位の関係でしばらく積ん読になりそう。

アーサー=コナン=ドイル『シャーロック・ホームズ傑作選 』集英社

あまりにも有名な探偵小説なので内容については割愛。この手の「傑作選」「アンソロジー」の類は本当に便利。『完訳版 シャーロック・ホームズ全集(全14巻)』などといったものを揃えはじめると資金面や保管場所の問題がバカにならぬ。

千村典生『ファッションの歴史』平凡社

『ファッション辞典』を所持してはいるのだけど、それとは別に「ファッションの通史」を簡単に知っておきたいと思い購入。「歴史」と「芸術」のどちらに分類するか迷いつつ取りあえず後者の棚へ。同じように「食文化の通史」も持っておきたいのだが、今のところ良さそうな本が見つかっていない。「読むよりも選書に時間がかかる」というのはその通りである。

久住昌之・谷口ジロー『孤独のグルメ』扶桑社

いわゆる“グルメマンガ”。この分野の作品をひとつ本棚に収めるとすれば『孤独のグルメ』や『美味しんぼ』になると思うのだけれど、後者は巻数が100を超えているため断念。ひたすら食事風景を描写するだけの本作、2012年にドラマ化されて有名になったようだ。漫画では他のジャンルもあと数冊くらい、棚に追加したいところ。