『「感情」から書く脚本術』などといった本を読んでいて「そもそも感情ってなんだ」という疑問が湧きあがり、「感情心理学」の教科書が一冊欲しくなったので本書を購入。『感情心理学ハンドブック』というタイトルの分厚い専門書もあって、こちらも気になるのだが如何せん高価。
『「感情」から書く脚本術』などといった本を読んでいて「そもそも感情ってなんだ」という疑問が湧きあがり、「感情心理学」の教科書が一冊欲しくなったので本書を購入。『感情心理学ハンドブック』というタイトルの分厚い専門書もあって、こちらも気になるのだが如何せん高価。
進化心理学の基礎的文献のひとつ。「一頭の霊長類が把捉できる社会集団のメンバー数は、新皮質の容量によって上限が決められる」といった主張など、大変に刺激的。心理のメカニズムを自然淘汰や適応から説明しようとする考え方は、最初聞いた時には目からウロコであった。
「ナラティブ=アプローチ」という心理療法について解説した本。千野帽子『人はなぜ物語を求めるのか』で示されていた内容をさらに深めるべく読む。分類が「心理学」ではなく「文学理論」になっているのは、そういう理由からである。「ケアという行為は、科学的説明の及ばない場所と深く関係している」。
1984年に出版された『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』という有名な本がある。いずれ読まねばなあ、と思っていたのだが、2016年に似たようなテーマで新しい本が出ていた。しばらく積ん読になりそうな気がするが一応手に入れておく。思いついた時に買っておかないと、すぐに絶版になったり価格が高騰したりするからねえ。
「悪」とはなんだろう、と考えるに「虚偽」と「攻撃」が大きなポイントになると思うのだけれど、これは後者について扱った簡単な読み物。虚弱な自我を防衛するために「攻撃」という手段をとる、というのが本書の主張。フロム『悪について』や、ペック『平気でうそをつく人たち』と共に読んで理解しておくべし。
例によってDK社の図鑑。タイトルの通りテーマは「戦争」である。戦史の類にはさほど興味が無いのだが、基礎知識として何か一冊くらい概説書を持っておきたい。人類史や神話などを読むとどうしても戦争の記述は出てくるのだけれど、絵のイメージがなかなか湧きづらく、その点大量の写真が載っている「図鑑」は重宝しそう。
日本では特にそういう傾向が強いと思うのだけれど、「服従」や「隷属」がある種の美徳とされてきた。指導者や年長者に対して当然のように「従順」を求める雰囲気には常々嫌悪感を抱いていたのだが、そのものズバリのテーマを扱った本を発見。読まねばなるまい。
毛色の変わったマンガ本で、惹句によれば「世界一わかりやすいブルデュー理論の解説書」となる。本当はきちんとブルデュー『ディスタンクシオン』なぞを読むべきなのだろうけれど、Ⅰ・Ⅱ巻合わせて一万三千円という値段はちょっと高価過ぎる。本書ならば1980円である。
2020年の7月16日に出版されたばかりの書籍。タイトルは「恐竜大図鑑」だが古生物全般が載っているので大変お買い得である。安定のDK社クオリティで、美麗な図版が多いのも嬉しい。内容は初心者向けなので、さらに知りたければ『恐竜の教科書: 最新研究で読み解く進化の謎』あたりを併読しておくべし。
「地上から人が消え、最後の一人として生き残ったケイト。彼女はアメリカのとある海辺の家で暮らしながら、終末世界での日常生活のこと、日々考えたとりとめのないこと、家族と暮らした過去のこと、生存者を探しながら放置された自動車を乗り継いで世界中の美術館を旅して訪ねたこと、ギリシアを訪ねて神話世界に思いを巡らせたことなどを、タイプライターで書き続ける。」あらすじ紹介だけ読み、購入決定。
Twitterの投稿で知った小冊子で、「いじめ」の発生する機制を脳科学・認知科学から説明しようとする試み。人間集団の中で「いじめ」や諍い・紛争が起こるのはなぜか、というテーマ、私にとっては長年の関心事である。ちょっと簡便にすぎる内容なので同テーマの専門書も探しておきたいが、とりあえず取っ掛かりの一冊として読む。
小西甚一先生の著作は『日本文学史』に次いで二冊目。本書は古文学習の分野では名著で知られる参考書だそう。日本語作文に興味がある身として、これは必読書であろうと思い購入する。いつかは全5巻の大著『日本文藝史』の方も読んでみたいものだなあ……。
谷崎潤一郎さんにさほど興味は無いのだけれど、『陰翳礼讃』が美学関係のテキストによく引用されるので読んでおく。内容はごく非論理的に思える。本書の解説にはこう書かれている。“西洋は光にあふれ、日本は闇にとざされている。この単純なきめつけも、「文学」への想いがあふれればこその放言だったのだろう。”(井上章一)
『語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング』を読み終わったので同著者の『段落論』のほうも購入。小学校から始まる作文教育ではしかし、句読点の打ち方一つマトモに教えられることがなく、その事情は「段落」に関しても同様。困ったものである。
語彙が貧弱で、文章を書いていても適当な表現が見つからないことが多い。そのものズバリ「語彙力のトレーニング」と題された本書を読んで少し勉強しよう。しかし作文についてのテキストを探すと、石黒圭先生の著作に行き着くことが多い気がする今日このごろ。
WordPressのテキストも『いちばんやさしいWordPressの教本』から、もう少しだけ高度な内容の本書へと差し替える。古典を除けば「より新しいもの」「より専門的なもの」へと本箱の中身が変化していくのは仕方がないことなのだろうなあ……。
同著者の『幸福の意外な正体』が面白かったので本書も購入。パーソナリティの心理学については『はじめて学ぶパーソナリティ心理学』を書架においていたのだけれど、こちらに差し替える。部屋のスペースの問題で、多くの本を持っておく余裕が無いのである。無念。
前々から考えていた「本の差し替え」を少しだけ実行。つまり、同じようなテーマを扱った本で、より良さそうなものがあれば入れ替えていくという計画。とりあえず四方田犬彦『漫画原論』から夏目房之介『マンガはなぜ面白いのか』へとチェンジ。
マイケル=コリンズ・他『世界を変えた本』と一緒に購入。「空想の王国や不思議の国を舞台にした世界の文学作品を集めたブックガイド。4千年に及ぶ物語の歴史を網羅、『ギルガメシュ叙事詩』や神話伝説から、近現代のSF・ファンタジー・幻想文学の名作まで、世界各国の専門家による解説で紹介。美しく貴重な図版満載」(惹句より)。こちらは「美術」ではなく、「文芸」の棚へ。
「『死者の書』、『ケルズの書』、『兵法』、『源氏物語』、『君主論』、 『種の起源』、『アンネの日記』、『星の王子さま』……。 人類史に刻まれた名著の数々を美しいビジュアルで解説。内容だけでなく装丁やデザインなど<物>としての美しさにも焦点を当てつつ、壮大な知の遺産をたどる」(惹句より)。書物の紙上美術館である。
進化心理学の説明を読むと湧いてくる、「文化の発展と脳の進化には何か相互の関連があるのではないか」という疑問の解明に取り組んだ本。600ページほどもあり、しばらく積ん読になりそう。読みたい本は芋づる式に増えていくのに、割り振ることのできるリソースは足らず。読書をする人にとっては共通の悩みだろうけれども。
社会心理学の概念「ステレオタイプ脅威」についての本。人の「性格」がアイデンティティの持ち方によって容易に変化することは前々から感じていたところで、この分野の研究を一冊読んでおく。幼少期から刷り込まれ続けたステレオタイプイメージに振り回されないようにするために。
原題は「SCARCITY」であり「(生活必需品などの)不足、欠乏」の意味。邦題のセンスが悪いのはどうにかならぬのか。ドストエフスキーの小説に「金が何よりも醜悪でいやらしいゆえんは、人間に才能をさえ与えるからだ。」というセリフがあるけれど、本書はデータによってこの言葉の意味を説明してくれる。
「乗り物図鑑」の類を一冊持っておきたくて本書を購入。子供向けとはいえ、マニアックな機種が多数掲載されており勉強になる。「海底ケーブル敷設船」とか、存在すら知らなかった。この手の知識はしょせん雑学に過ぎないのだけれど、知っているか否かでけっこう世界の見え方が変わったりもする。
ざっと眺めた感じ、内容も文体も『「感情」から書く脚本術』と似たりよったり。むしろ「どこがどう違うか」を確認するために購入したようなものである。両者を読み比べてより使いやすそうな教本の方を残すかもしれない。しかし翻訳の読み物にありがちな、フランクで冗長な語り口、かなり読み辛いなあ。