「メタフィクションや“実験小説”」を包括的に扱った書物が2017年1月に出版されているのを発見。著者の専門は「トマス=ピンチョンをはじめとした現代英米文学」である。「はじめに」によれば「日本語で“実験小説”という語をタイトルに掲げて扱った案内本や論考は、管見の限り見当た」らないそうだ。さんざ探しても見つからないわけである。
「メタフィクションや“実験小説”」を包括的に扱った書物が2017年1月に出版されているのを発見。著者の専門は「トマス=ピンチョンをはじめとした現代英米文学」である。「はじめに」によれば「日本語で“実験小説”という語をタイトルに掲げて扱った案内本や論考は、管見の限り見当た」らないそうだ。さんざ探しても見つからないわけである。
日本の「口承文芸」つまり昔話・神話・伝説・語り物について、話型・モチーフ・構成要素などで分類、解説した小さな事典。昭和52年刊。昔話の物語類型について知りたくて購入したので「文学理論」の棚に置くことにする。
『学問のしくみ事典』には「マンガ」の項目がないので、これでその辺りを補う。知らない作家さんがたくさん載っている。
物語論の基礎を学ぶために。ナラトロジー、最近はあまり流行らないようです。学問も流行り廃りが激しいね。
文芸はどのような表現技法を開発してきたのか。最近出た筒井康隆『創作の極意と掟』で数回引用されていたので、久しぶりに読んでいる。
小西甚一という鬼才による日本文学史概説。すぐあとに大部な『日本文藝史(全5巻)』を出している。
文学批評用語のみならず現代思想用語などもある程度この本でカバーできる。同種の辞典との大きな違いは、簡潔で明快な解説文。
イギリス文学・ヨーロッパ文学・アメリカ文学の中から傑作小説を挙げる。(時代の制約であってモームの責任ではないが)欧米中心の選書である点には注意。彼には別に『』という著作があるが、いやはやものすごい読書量である。
小説を味読・精読するという行為を、みっちりと教えてくれる。この講義で扱われる作品は『マンスフィールド荘園』『荒涼館』『ボヴァリー夫人』『ジキル博士とハイド氏の不思議な事件』『スワン家のほうへ』『変身』『ユリシーズ』である。
文学批評理論概説。大学でよく使われるテキストらしい。イーグルトン『文学とは何か』が挑戦的な論争の書といった趣があるので、勉強に使うにはこちらだろう。最近知ったところによれば2014年にピーター=バリー『文学理論講義: 新しいスタンダード 』というのが出たようで、いずれこちらも読んでおきたい。
1983年に出版された『文学とは何か』もすっかり“古典”のようになった印象。2014年に文庫化され値段も安くなった。一般向けに書かれた概説書ではあるが、最低限の人文学の素養があったほうが読み進めやすい。文芸批評や文学理論はあまり人気のない分野のようだけれど、私はむしろ大好物。