建築知識(監)『日本の家と町並み詳説絵巻─縄文から平安、戦国、江戸、明治・大正・昭和まで』 エクスナレッジ

日本の街並みついての資料集。ありそうで、意外と手ごろなものが無かった気もする。縄文・平安・戦国・江戸・明治・大正・昭和と各時代の街並みがイラストを中心にして詳しく解説されている。ついでに雑学コラムも掲載。もともと「建築知識」誌に22年から23年にかけて掲載された特集を合本したものらしい。お値段に比して内容が濃いのでお得感があります。似たようなコンセプトの外国版が出たら買うのだけれど。

和田久士『日本の家 1:風土・歴史・ひとが築いた町並みと住まい-近畿』講談社

前に購入した『ヨーロッパの家 1: 伝統の町並み・住まいを訪ねて』 が良かったので、日本編も第1巻を買ってみる。こちらも被写体と写真の撮り方が美的で見ていて楽しい。パラパラと眺めておくだけで、日本の古民家に対するイメージの解像度が上がります。この手の写真はインターネット上にも、あると言えばあるのだけど、不思議と本じゃないと頭に残らないのだよね。なぜこんな現象が起こるのか謎である。

エクスナレッジ『世界の絶景の家』エクスナレッジ

趣味の本。絶景写真集はよくあるのだけれど、本書は「雄大な自然のなかにポツンと小さな家が建っている風景」に特化した内容である。建築のデザインや内装・インテリアも大事だけれども、ゴミゴミした街中にあったら「家の魅力」も半減だよねえ。個人的にはノルウェーの湖畔の家(p14)なんかにノスタルジアを感じる。タルコフスキーの「惑星ソラリス」に登場したような、霧深い湖畔の風景に特化した写真集、ないかしらん。

みつまともこ『小さなスペースではじめる 飾る暮らしの作り方』翔泳社

「驚異の部屋」っぽいインテリアに憧れがあって、安い雑貨小物を買い集めている。そういったわけで「飾り方」に特化した本も持っておこうかな、とチョイスした一冊。瓶やら空き缶やらを良い感じに並べるだけでオシャレに見えるというのがすごい。まあ、私が飾るのは貝殻や骨や人体模型なのだけれど。基本は同じだろうから役に立ちそう。

ジャック=ボセ・ギヨーム=ド=ロビエ『世界図書館遺産: 壮麗なるクラシックライブラリー23選』創元社

図書館の写真集も一冊欲しかったのだけど、さきごろ良さそうな本を発見したので購入してみる。内容は「ヨーロッパを中心に世界12カ国、計23館の何にも代えがたい歴史的に貴重なクラシカルライブラリーを紹介」したもの。掲載されている図書館自体が美術品のようで、大変な豪華絢爛さ。ちょっと現実離れした世界である。出版は2018年なので、わりと最近。

和田久士『ヨーロッパの家 1: 伝統の町並み・住まいを訪ねて』 ‎ 講談社

イギリスの村落の写真集『Picture Perfect English Villages』には室内の様子があまり載っていなかったので、その部分を補うために購入。「ヨーロッパの家」シリーズは「家とインテリア」に特化した内容である。全4巻で、地域別に「①イギリス・アイルランド・北欧」「②フランス・スペイン」「③オランダ・ドイツ・スイス・オーストリア」「④イタリア・ギリシア・ポルトガル」と分かれている。とりあえず第1巻だけ手に入れておけば良いかしら。余力があれば、続刊も購入しよう。

James Bentley『Picture Perfect English Villages』Thames & Hudson Ltd

趣味の本。イギリス村落の写真集である。数百円で投げ売りされていたので、ハズレ覚悟で買ってみる。類書は他にも沢山あったのだけれど、本書は美しい写真が多く、眺めて楽しむのに適している感じ。概ね満足できる内容なのだけれど、惜しむらくは室内の様子をもう少し掲載して欲しかったなあ。まあ、そちらは別の本で補うことにしよう。

クリス=フィッチ『図説 世界地下名所百科:イスタンブールの沈没宮殿、メキシコの麻薬密輸トンネルから首都圏外郭放水路まで』原書房

『地下世界をめぐる冒険』と合わせて読むために購入。この本は「図説」と題されている通り、写真や地図が多く、「地下世界」のイメージがつかみやすい。書名から想像されるイメージに反して学術寄りの内容で、記述はしっかりしている。「あとがき」によれば著者はイギリスの地理学者だそうで、ちゃんとした研究者なのね。納得である。

リトヴァ=コヴァライネン・サンニ=セッポ『フィンランド・森の精霊と旅をする – Tree People』プロダクション・エイシア

趣味の本。フィンランドの森林風景、特に「樹木」にフォーカスした小さな写真集。日本やアメリカの森とはまた少し違う、ちょっと寒々しい景色が私好み。比較すると現代日本の森はどこに行っても植林の杉だらけで、まったく面白みに欠ける。アンセル=アダムズのヨセミテの風景写真も良いけれど、こちらは逆に雄大に過ぎて近寄りがたさを感じてしまうのだよねえ。

ヘンリー=キャロル『写真を撮りたくなったら読む本 : 最高の一枚を巨匠に学ぶ』ボーンデジタル

初心者向けの写真教本。薄いのですぐに読める。使用されている50枚ほどの作例、有名どころの写真家の作品ばかりである。多くの(日本の)写真ハウツー本は作例があまり良くないことが多く、説得力に欠けるのが難点だった。写真に限らず、良い教科書には海外の著作が多いような気がするのは気のせいか。本作りにかけることのできる、予算規模の問題かしらねえ……。

マーク=ロビンソン『英文版 居酒屋料理帖 – Izakaya: The Japanese Pub Cookbook 』講談社インターナショナル

趣味の本。『TOKYOブックカフェ紀行』や『素敵な蔵書と本棚』と同様、眺めてニヤニヤするために。「居酒屋」の写真集を探したのだけどコレが意外と無い。結局外国人向けだけれど、写真が良さそうだった本書を選ぶ。壁に貼られた水着のポスターや乱雑に脱ぎ捨てられた下足など、日本人はちょっと撮影しようとは思わないであろう被写体が新鮮である。他には、ベタだけれど「廃墟写真集」なんかも欲しいなあ。

日本菌学会『日本菌類百選:きのこ・カビ・酵母と日本人』八坂書房

先だって手に入れた『岩石図鑑』と同じ理由で購入。菌類に関して、ほとんど知らないのだけど、専門書を買うほどの興味があるわけでもなく、一般的な知識を仕入れておけば十分。そういった目的には、100頁程度の小冊子である本書がちょうどいい。図鑑と違って文章の記述量が多めで、読み物としても楽しめそう。「日本菌学会」が編集しているだけあって、一線の学者41名が執筆分担をしており、内容のクオリティも申し分なし。

西本昌司『観察を楽しむ 特徴がわかる 岩石図鑑』ナツメ社

野鳥図鑑・樹木図鑑・街角図鑑・歴史散歩事典などといった小冊子を散歩のお供として使っているのだけれど、新たに「岩石図鑑」も本棚に加える。そのような用途なので、分類は「自然科学」ではなく「実用書」のほうにした。岩石については『SUPER理科辞典』などにも少しは記述はあるけれども、やはり特化した一冊が欲しかったのだ。掲載されている写真を眺めていると「岩石標本セット」が欲しくなるなあ。

るろうに『心が疲れない「正しい」休み方』KADOKAWA

こころの疲れをメンテナンスする方法を集めたChips集。「実は、心が疲れた時と体が疲れた時とでは、適切な休み方が違います。」「なぜかというと、デスクワークで溜まった疲れは、スポーツ後のような筋肉をたくさん動かした疲労とは違うからです。」(「はじめに」より)。さもありなん。ところで著者はユーチューバーの人らしく、名義もハンドル(ネーム)っぽい。ちかごろはネット界隈から出てくる本も増えているようで、時代の変化を感じることです。

オーウェン=ホプキンス(著)伏見唯・藤井由理(監)『世界の名建築解剖図鑑』エクスナレッジ

『世界で一番楽しい 建物できるまで図鑑』の「木造住宅編」「RC造・鉄骨造編」がどちらも大変役立っているので、西洋建築版も欲しくなり本書を購入。町歩きをしていて見かける建物、最低限の知識がないと構造がよく分からないことが多いのだよね。似たような本で世界各国の民家ばかりを集めた内容があったらいいなあ。

トーヴァ=マーティン・ターシャ=テューダー『ターシャ・テューダーのガーデン』文藝春秋

ガーデニングの本を探していて目に止まったのが、ターシャ=テューダーさんの一連の著作。アメリカ合衆国の絵本画家・園芸家だそう。『素敵な蔵書と本棚』『作家の家―創作の現場を訪ねて』などと同じように、写真を眺めて楽しむのに最適。全く現実的ではない美しい風景が広がっているけれども、まあ、目の保養である。

樺沢紫苑『精神科医が教える ストレスフリー超大全 ―― 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト』ダイヤモンド社

久しぶりに「生活」に関する実用書。世の中にありがちな「知っていれば簡単に実行できるけれども、知らないばっかりに損をする」たぐいの知識を抑えておくためには、この手のハウツー本も便利。似たような内容の本はたくさんあるけれど、比較的評判のよさそうなものをチョイス。流し読みしておこう。

TABIPPO(編)『365日世界一周 絶景の旅』いろは出版

『地球とは思えない世界の絶景』と同じ動機で購入。つまり、小説を読む際の脳内画像イメージ拡充の為。似たような写真集はたくさんあるのだけれど、なにしろ高価なものが多い。その点本書は古書で安価に手に入るのが良い。同様の写真集を、もう数冊、手元に置いておきたいところ。

宇田川元一『他者と働く─「わかりあえなさ」から始める組織論』NewsPicksパブリッシング

組織におけるコミュニケーション論だけれど、人間関係全般にも普遍的に当てはまりそうな内容。私が所持している本の中では、『はじめての傾聴術』・『超雑談力』・『生きる技法』・『戦略的交渉入門』・『失敗の科学』あたりと同じカテゴリーに含まれる感じか。読書の優先順位の問題で、しばらく積ん読。

安冨歩『生きる技法』青灯社

「自立とは多くの他人に、少しづつ依存することである」という考え方を知り、いたく感心する。さっそくネットで調べてみたら、この本にたどり着いた。「生きるにはどうしたらいいのか。そればっかりは、誰も教えてくれませんでした。」「私が受けた教育や学んだ学問の大半は、この簡単なことを隠蔽するように構成されていました。」うん。たぶん、“大人”たちも「生きる」ことについて、さほど多くのことを知っている訳ではないのだろうねえ。

借金玉『発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47』ダイヤモンド社

キャッチフレーズは「日本一意識の低い自己啓発本」。発達障害者でも、比較的まともな生活を維持できるよう、必要なテクニックを集めた本。生活習慣という“文化資本”を十分には受け取ることができなかった身としては、この種のライフハック集が役に立つ。不要な人には、本当にいらない本だろうけれど。

五百田達成『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』ディスカヴァー・トゥエンティワン

「雑談」というものが苦手で、ハウツー本など読んでみる。本書の主張を要約すれば「雑談は相手との関係調整の手段であって、情報交換を目的としているわけではない」となるだろうか。言ってみれば「身だしなみを整える」のと同じく、好むと好まざるとに関わらず、誰もが身につけておくべきスキル。この種の知識も、周囲から教わったことがなかったな。

川口拓『ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル: サバイバル技術で楽しむ新しいキャンプスタイル 』誠文堂新光社

趣味の本。「ブッシュクラフト」という耳慣れない言葉、定義はハッキリしないが、要するにアウトドアで生活する技術や知恵のことだそう。通常のキャンプと違い、できるだけ便利道具を使わず自然物を利用する点、お財布に優しそうで良い。ナイフ一本にタープ(広い布)・パラコード(ロープ)・コッヘルのみで一夜を過ごすのは(日本において現実的かどうかは別として)ロマンだよなあ。

三土たつお『街角図鑑 街と境界編』実業之日本社

『街角図鑑』の続編。項目は以下のとおり。配管・足場・玄関灯・室外機・ガスメーター・電気メーター・給水塔・商店街・神社・路上園芸・残余地・道路・交差点・坂道・階段・歩道橋・踏切・橋脚・見える地下・東屋・公園遊具・パーキングスケープ・駐車場・川・ダム・田んぼ・畑・橋・トンネル・鉄塔など。前巻同様、眺めているだけで「風景の解像度が格段に上がったかのような」感覚を覚える図鑑。

三土たつお『街角図鑑』実業之日本社

街で見かける様々な「モノ」の図鑑。項目は以下のとおり。パイロン・ガイドポスト・防護柵・車止め・段差スロープ・タイヤ止め・境界標・単管バリケード・舗装・縁石/排水口・マンホールの蓋・井戸ポンプ・路上園芸・のぼりベース・電柱・信号機・道路標識・街路灯・カーブミラー・勝手ミラー・回収ボックス・郵便ポスト・雰囲気五線譜・装飾テント・透かしブロック・外壁・送水口・シャッター・擬木・擁壁・波消ブロックなど。街歩きのお供に。