閑話7
マイペースに続けているこの日記ですが、ちょっと油断すると数ヶ月放置されることもしばしば。暮れも押し詰まったこの時期、今年の締めくくりの意味でも記事を書くことにします。
今回のお題は「マインクラフトとはどんなゲームなのか」。
このブログを作りはじめたとき、「ごあいさつ」でこんな書き方をしました。
“マインクラフトがどういったゲームなのか、ちょっと説明が難しいので『Minecraft Japan Wiki』から説明文を引用させていただきます。”
当時はまだ考えがまとまっておらず、うまく文章にすることが出来なかったのですが、いまなら少しは自分の言葉で語ることができるでしょうか。
私にとってビデオゲームは漫画や小説・映画といったメディアと同じように、気軽な「娯楽」の一つ。子供の頃からゲームが身近にあった世代なので、色々な作品で遊びました。しかし今、定期的にプレイするのはマインクラフトだけです。つい、このゲームばかり起動してしまうのはなぜでしょうか。
思うに、本作の「没入感」の深さが理由の一つかもしれません。主人公の活躍をただ操作者として眺めているのではなく、自分自身がマインクラフトの世界に実際に入りこんで生活をしているような感覚。これは強い中毒性を伴うプレイ体験です。また、マインクラフトには「過剰な設定」「強制された目的」「想像の余地がないほど精緻に描き込まれたグラフィックス」などが存在しないことも、没入感を強める一因になっているような気がします。
もう一つ私にとって大切なのは、ピクセル(※1)で構成された「世界」の美しい情景描写です。雄大な風景の中、雲が流れ昼夜が交代する。ときには雨や雪が降り、動物たちが気ままに草を食んでいる。その様子を眺めているだけでも不思議と飽きることがありません。欲を言えば「季節」の概念があるともっと楽しそうなのですが。
ところで、海外のプレイヤーにKurt J.Macさん(※2)という方がいます。彼はマインクラフトの「世界の果て(※3)」を目指し、2011年から旅を続けています。今のペースのまま歩き続けると、目的地へと到達するには、あと20年近くかかる計算だそう。このプレイ方法は製作者が意図したものではないでしょうけれど、こういった「ゲーム内のごっこ遊び」を許容するマインクラフトの「自由度」も、大変素晴らしいと思います。
「ケイブゲーム(※4)」と呼ばれていた最初期のバージョンと比較すると、現在のマインクラフトはだいぶ様変わりしています。しかし、面白さの本質、つまりブロックを壊したり置いたりして好きなものを作る、という部分は変わりません。この「積み木遊び」の楽しさは本作の重要な要素です。プレイヤーの想像力次第で様々なものを生み出すことができるのですが、この特徴もマインクラフトのリプレイ性の高さにつながっています。
以上あげた「深い没入感」「ピクセルでできた世界の美しさ」「ごっこ遊びを許容する自由度」「ブロックの設置と破壊というアイデア」、これら様々な要素がうまく噛み合って成立しているのがマインクラフトというゲームだと思います。
ちなみに「プレイ記録をブログに書きとめる」という遊び方もなかなか楽しいのでオススメ。
※1 コンピューターのディスプレーなどの画面を構成する最小単位の点。単位面積当たりのピクセル数が多いほど精密な表示ができる。画素。(ASCII.jpデジタル用語辞典) ※2 ウェブサイト「Far Lands or Bust」はこちら。 ※3 バージョン1.7までに存在した、プログラムの処理が追いつかなくなるほど遠方のワールド。「Far Lands」とも呼ばれるそう。 ※4 2009年に開発が開始された、マインクラフトの前身。